北理由にイージス・アショア2基導入を閣議決定

2017年12月20日 06:05

 政府は北朝鮮からのミサイル防衛を理由に19日の閣議で「常時・持続的に防護し得る陸上配備型イージス・システム、イージス・アショア2基を導入し、陸上自衛隊において保持することを決定した」(小野寺五典防衛大臣)。1基1000億円からさらに値上がりする可能性も言われている。

 小野寺大臣は記者会見で「イージス・アショア2基の導入により、平素から、わが国を常時・持続的に防護できるようになり、弾道ミサイル防衛能力の抜本的な向上が図られると考えている」と述べた。

そのうえで「イージス・アショア2基の整備に着手する上で必要な経費について、政府部内で最終的に調整を行っており、可及的速やかに導入を図るべく、必要な取り組みを進めていく」とした。

また、敵基地攻撃能力の保有については、小野寺大臣は改めて「総理が従前から言明されているように、現在、保有の計画はないということだと思います」と述べ、「現在」においての計画なしを定冠詞のように付けた。(編集担当:森高龍二)