CES 2018開催間近! ホンダ、デンソーなど、最先端テクノロジーの競演

2018年01月06日 10:03

CES2017写真

CES2017での電子部品大手ロームのプライベート展示の様子。CES2018では業界最高性能を実現する電源技術やSiCを中心としたxEV向けのパワーソリューション、高音質カーオーディオソリューションなど、アプリケーションに近い展示を行う。

 2018年1月9日から12日(現地時間)までの4日間、米ネバダ州のラスベガスで「CES 2018」が開催される。CES(Consumer Technology Association:CTA)は、世界中の民生機器テクノロジー業界の関係者が参加する世界最大規模のイベントで、毎年1月にCTA(全米民生技術協会) 主催の下で催されている。

 CESは、まだ市場に導入される前の、次世代の革新的な技術や製品が数多く発表されることでも知られる見本市。昨年度はBBC、CNNを始め7604人ものメディアが世界中から来場したことだけをみても、その注目度の高さがうかがえる。

 過去には、ビデオテープレコーダやDVD、CDプレイヤー、ハードディスクレコーダー、そして、任天堂を世界的な企業に押し上げた、あのファミリーコンピュータも、1985年にここで発表されているのだ。

 CESは日本の企業にとって、世界の市場にアピールできる絶好の機会でもある。

 電子企業はもちろん、自動車関連企業など、数多くの日本企業が参加しており、日本貿易振興機構(ジェトロ)もEureka Parkエリアへジャパン・パビリオンを設置し、スタートアップ企業への出展サポートなどを行っている。

 日本企業の出展予定内容をみてみると、CESに対する意気込みがうかがえる。

 例えば、Hondaの今回のメイン展示は車やバイクではなく、コミュニケーションロボットだ。コンセプトモデル「3E-A18」や、アタッチメントを変えることでさまざまな活用ができるプラットフォーム型のロボティクスデバイス「3E-D18」など、4種の最新型ロボットで「Empower・Experience・Empathy(人の可能性を拡大する・人と共に成長する・人と共感する)」というテーマを展開する。

 同じ自動車分野では、デンソーがコネクティッド技術と自動運転技術を中心にシミュレーターやデモ機を使って展示を行う。世界的にも関心が高まっているコネクティッドカーの実現に向けて必要な、5G回線を使った情報技術開発の取り組みや、渋滞解消などのコネクティッドサービス実現に向け、量子コンピュータの実用化を目指したアルゴリズム開発などの取り組みを紹介するほか、HMI(Human Machine Interface)分野、走行環境認識分野など、自動運転化に向けた技術などを提案する。

 一方、ユーザーの来場を狙って、プライベート展示を行う企業も多い。電子部品大手のロームは、自動車を中心に7つのコーナーに分け、業界最高性能を実現する電源技術やSiCを中心としたxEV向けのパワーソリューション、高音質カーオーディオソリューションなど、アプリケーションに近い展示を行うという。とくに同社が世界で初めて液晶パネル向けデバイスに機能安全を導入した車載パネル用チップセットを含む、次世代デジタルコックピット向けソリューションは見どころの一つだ。

 CESが世界規模で注目を集める一番の理由は、単なる技術発表会ではなく、そこが最先端技術の商談の場である点にある。つまり、ここで展示されるものは、すぐにでも市場に出回るであろう商品だ。日本の企業はもちろん、世界中の企業がどんな技術や製品を持ち寄るのか、期待に胸が膨らむ。(編集担当:松田渡)