来月9日の平昌五輪開会式に韓国と北朝鮮が「朝鮮半島旗」を掲げ、合同入場するほか、アイスホッケー女子競技では合同チームを結成することで合意した。聯合ニュースが17日、伝えた。
平昌五輪に参加する北朝鮮選手団の規模や出場種目は国際オリンピック委員会(IOC)と南北のオリンピック委員会による協議で決まる予定。
北朝鮮の平昌冬季五輪参加に関する次官級の実務会談が17日、南北軍事境界線のある板門店の韓国側「平和の家」で開かれ、11項目の共同報道文が採択された。
会談で北朝鮮は約30人のテコンドー演武団と約230人の応援団を派遣する意向も表明。演武団は五輪開催地の江原道・平昌とソウルで公演し、応援団は韓国側応援団と共同応援を行う予定で「北朝鮮選手団は2月1日に、民族オリンピック委員会代表団、応援団、テコンドー演武団、記者団は7日に韓国入りする」としている。
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は17日、平昌五輪に出場する代表選手団を激励した際、韓国と北朝鮮の選手が開会式で合同入場することやアイスホッケー女子競技で合同チームを結成することに「北が単に参加すること以上に南北関係発展の良いきっかけになると期待する」と述べたとを聯合ニュースが伝えた。(編集担当:森高龍二)