メルセデス・ベンツ日本が、Eクラスのオープン4座モデル、新型「Eクラス・カブリオレ」を発表した。メルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークで、注文受付を開始。納車は本年3月頃を予定している。
ソフトトップを閉じた「Eクラス・カブリオレ」は、メルセデス伝統の美しいクーペのようなスタイリング、ソフトトップを開けるとカブリオレらしく伸びやかなプロポーションとなる。
サイドビューは、フロントセクションから低く立ち上がるAピラーと、高いベルトライン、そしてサッシュレスドアにより、メルセデス伝統のプロポーションとなった。
新型Eクラス・カブリオレのインテリアは、クーペと同じ意匠でまとめられている。ふたつの高精細12.3インチワイドディスプレイを設定し、ディスプレイを一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイは、インテリアデザインの中心要素であり、ドライバーの視野に直接入るべきさまざまな情報を表示する大型ディスプレイと、センターコンソール上方にセンターディスプレイを備える。なお、コックピットディスプレイのデザインは、「クラシック」「スポーツ」「プログレッシブ」の3種類から選んで設定することができる。
アコースティックソフトトップは、3層構造のアウターそれぞれに遮音性や耐候性に優れた素材を採用し、ウレタンフォームに、高い断熱・吸音効果を発揮するインナーを組み合わせ、クラストップレベルの静粛性を誇る。時速50km/hまでの速度域なら走行中も開閉操作が可能で、 約20秒で開閉することが可能だ。
前席には温風で首元を暖めるエアスカーフを装備。シートバックに内蔵した 超小型セラミックヒーターにより暖められた温風をヘッドレストのエアダクトから乗員の首元に送る装備で、季節を問わずに寒冷時でも快適なオープンドライブが愉しめる。
安全運転支援システムは万全で、メルセデス自慢の「インテリジェントドライブ」を標準搭載する。その内容は、先行車を認識して、速度に応じて車間距離を調節する「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」、車線のカーブと先行車を、車線が不明瞭な道ではガードレールなどを認識しステアリング操作を行なう「アクティブステアリングアシスト」、歩行者検知/飛び出し検知機能の付いた「アクティブブレーキアシスト」など自動運転領域とも思えるほど多岐にわたる。
車両価格は、最高出力135kW(184ps)、最大トルク300Nm(30.6kgf・m)を発揮する2リッター直列4気筒ターボエンジン搭載車が、735.0万円から804.0万円。最高出力245kW(333ps)、最大トルク480Nm(48.9kgf・m)を発揮する3リッターV6ツインターボエンジン搭載車の「E400 4MATIC」(左ハンドル)が、1113.0万円だ。(編集担当:吉田恒)