メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ベンツ「Gクラス」の特別仕様車「メルセデス・ベンツ G 350 d designo manufaktur Edition」を全国限定合計200台で発売。同時に、「メルセデスAMG G 63 Exclusive Edition」を発表し、AMG専売拠点「AMG東京世田谷」および全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークのAMGパフォーマンスセンターにおいて63台の台数限定で発売する。
Gクラスは1979年の発売以来、基本的なスタイリングや堅牢なボディデザインを変えず、その時代における最適のパワートレイン、装備を加えながら進化を続けきたモデルだ。
一時的なトレンドと無縁の強烈な個性、圧倒的なオフロード性能により、登場から38年を経た現在もライフスタイルにこだわりを持つファンに支持され続け、幅広いメルセデスの最高級クロスカントリービークルとして君臨する。
特別仕様車「メルセデス・ベンツ G 350 d designo manufaktur Edition」は、最高出力245ps(180kW)、最大トルク600Nmの3リッターV6 BlueTECクリーンディーゼルエンジンを搭載するG 350 dをベースに、外装色に特別色「マグマレッド」と「designoミスティックホワイト」に加え、人気のオブシディアンブラックの3色を用意する。インテリアは、シートやステアリング、シートベルト等にレッドアクセントを取り入れ、センターコンソールには「designo manufaktur Edition」のロゴ入りトリムを採用した。限定200台の設定で、価格は1269万円。
BlueTECは、排出ガスに尿素水溶液を噴射して化学反応(還元作用)を発生させ、有害な窒素酸化物(NOx)を大幅に削減する尿素SCR(Selective Catalytic Reduction:選択型触媒還元)ディーゼル排出ガス処理システム「BlueTEC」を引き続き採用し、世界で最も厳しいとされる日本のディーゼル排出ガス規制に適合する優れた環境性能を実現している。
一方、「メルセデスAMG G 63 Exclusive Edition」は、Gクラスのハイパフォーマンスモデル「G63」をベースに、通常設定のないダイナミックで落ち着きのあるマットカラー「モンツァグレーマグノ」を特別外装色として採用。さらに、ダークアルミニウムサイドストリップや、特別デザインの「マットブラックペイント21インチAMG 5ツインスポークアルミホイール」を採用して、エクステリアに力強いコントラストを生み出した。
インテリアには「designoエクスクルーシブ」を採用。内装色には3色設定とし、designoクラシックレッド、designoサンド、そして特別なカーボン調のdesignoブラックを設定した。また、スポーティな室内空間を演出するアクセントとして「AMGカーボンファイバーインテリアトリム」を採用している。
まもなく販売が終了し、2019年にはまったく異なるモデルにスイッチすると噂される「メルセデス・ベンツGクラス」。この特別限定車が、ゲレンデヴァーゲンと呼ばれたGクラス最後のアップデートとなるかも知れない。(編集担当:吉田恒)