河野太郎外務大臣は9日夕の記者会見で、5月までに米朝首脳会談が実施されることになったことに「トランプ大統領から今後状況を注視しつつ、金正恩委員長と会う用意があるとの説明があった。我が国としてはこれに至る韓国政府の努力に敬意を表したいと思う」とまず韓国の努力に敬意を表した。
また河野大臣は「具体的な非核化に向けての行動を促すための対話だと思っている。それをしっかりと国際社会が注視していきたい。また米朝という二国間の枠組みではなく、国際社会を代表してのアメリカと北朝鮮との言わば話ということだと思う」との認識を述べた。
河野大臣は北朝鮮の変化について「日米韓が緊密に連携し実施してきた最大限の圧力の成果」とし「今後とも、北朝鮮の完全な検証可能なかつ不可逆的な方法での核・ミサイルの放棄を実現するまで最大限の圧力を当然継続していく」と述べた。
また「トランプ大統領からも今後も制裁と軍事的圧力を継続していくとの発言があった。鄭義溶(チョン・ウィヨン)韓国国家安保室長も同様に北朝鮮が具体的な行動を伴って非核化を実現するまで圧力を継続する旨強調している。韓国と緊密な連携を続けていくために徐薫(ソ・フン)国家情報院長が12日から13日訪日され情報交換する」と述べた。(編集担当:森高龍二)