PKO5原則「しっかり守る」小野寺防衛相

2018年05月20日 11:04

 政府は18日の閣議で国際連合南スーダン共和国ミッションへの司令部要員の派遣期間が1年延長することを決めた。

 小野寺五典防衛大臣は「防衛省・自衛隊としても、自衛官の優秀な人材を司令部要員等として派遣することで積極的平和主義の立場から、南スーダン国際平和協力業務に引き続き貢献していきたい」と述べた。

 一方で、自衛隊部隊のPKO派遣は昨年の南スーダン撤収以降、1年に亘り行われていないが小野寺大臣は「派遣においてはPKO5原則をしっかり守るということが大事だ」と述べた。

 また「現地の状況がどのような状況であるのか、これも慎重に判断をし、派遣については考えていくことになる」と慎重に現地状況を把握したうえで、派遣の場合には派遣の検討を進めていくことになるとの考えを示した。

 小野寺大臣は「現在は司令部要員ということで支援をしている。現地で活動している隊員は6人。この6人に直接電話で現在の活動状況、現地の治安状況等を確認したが、現地の司令部からは自衛隊の活躍に対し高い評価を得ているということであり、現在活躍している隊員の今の役割というのは大変重要なものだと国際的にも評価をされていると認識している」と述べた。(編集担当:森高龍二)