マツダ、コンパクトSUVのCX-3を大幅マイナーチェンジして発売

2018年05月20日 13:09

Mazda New CX-3

「マツダ CX-3」の特別仕様車「XD Exclusive Mods」、ディーゼルFF車が286万8480円、4WD車が309万4480円で、ともに6ATだけの設定。特別仕様車には2リッターガソリン車の設定もある

 マツダは、同社のコンパクトクロスオーバーSUV「マツダCX-3」に大規模なマイナーチェンジを実施した。加えて、ディープレッドの専用ナッパレザーシートを採用した特別仕様車「Exclusive Mods/エクスクルーシブ モッズ」を新設定して、全国のマツダディーラーで予約受注を開始、5月31日に発売する。

 今回のマイナーチェンジでは、“気品ある美しさと先鋭”をテーマに、操縦安定性、エンジン、デザイン、安全性能といった幅広い領域において改良を加えた。CX-3の日常的に使用シーンにおいて、「乗員の感覚と一体となった走行性能」と「優れた環境・安全性能」を高次元で実現したという。

 操縦安定性の領域では、コンパクトカーとしての優れた取り回し性の高さを活かしながら、街乗りから長距離走行まで快適な運転が愉しめる、次世代の車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ-ビークルアーキテクチャー)」を一部採用。サスペンションやシートウレタンを改善し、新開発のタイヤを採用で、クルマを操る楽しさだけでなく、乗り心地や静粛性の向上を図った。

 エンジンについては、「走る歓び」と「優れた環境性能」を高次元で実現することに注力した。マツダ初採用となる新開発クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.8」は、日常シーンでの燃費および環境性能を向上させるとともに、高回転域における高トルク化で、力強く伸びやかな加速を実現し、意のままの走りをさらに進化させた。このディーゼルエンジン搭載のFFの6MT車の燃費は、WLTCモード23.2km/リッター。市街地モードで21.3km/リッター、高速道路モードで24.4km/リッターとなっている。

 また、「SKYACTIV-G 2.0」ガソリンエンジンについては、「CX-5」でも採用している「エッジカットピストン」や「新ノズル付き拡散インジェクター」などの新技術により、全回転域にわたるトルク向上を達成しながら、実用燃費を向上させたという。

 エクステリア・デザインは、フロントグリル、LEDリアコンビネーションランプ、アルミホイールなどの形状・質感を変更することにより、車格感の向上を図った。

 インテリアは、センターコンソールを大きく変更。デザイン性を高め、電動パーキングブレーキ(EPB)やセンターアームレスト、マルチボックスを新設して、快適性の向上・疲労の軽減を狙った改良を施した。

 安全性能にも大きく手が入れられた。夜間の歩行者認識精度を向上させた「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)夜間歩行者検知機能付」をマツダ車として初採用。加えて、全車速追従機能付「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」、「360°ビュー・モニター」、「自動防眩ミラー」の設定により、昼夜を問わずドライバーの認知能力をサポートする。

 特別仕様車「Exclusive Mods」は、上質で落ち着きのあるディープレッドナッパレザーを採用した専用シートを白色トリムと組み合せることにより、都会的で先鋭的な雰囲気のインテリアとすることでパーソナル感を演出した。