「自分は倹約家」大阪府女性75%、「家計簿を付けている」徳島県女性52%

2018年05月25日 19:36

画・「自分は倹約家」大阪府女性75%

ソニー生命保険が「47都道府県別生活意識調査」を実施。「自分は倹約家だ」、1位は「大阪府」68.0%、女性では「大阪府」76.0%がダントツ。「家計簿をつけている」の1位は「徳島県」38.0%、女性では52.0%。

 家計の節約傾向は続いている。日本は既に人口減少社会であり、内需の高い伸びは期待できない。この先賃金が大きく伸びることはないと見込んで当然だ。高齢化の進展で消費税をはじめ社会保障関連の値上げが見込まれる。個々人の家計管理と資産形成がますます重要になる時代であると言える。

 ソニー生命保険が2017年11月、全国の20歳~59歳の男女4700名(各都道府県100名)をサンプルに「47都道府県別生活意識調査」をインターネットリサーチで実施し、先月30日にその集計結果を公表した。

 調査結果によれば、「自分は倹約家だと思う」と答えた者の割合は、「大阪府」が68.0%でトップ、次いで「東京都」の64.0%で、3位が「鳥取県」と「愛知県」が同率で63.0%となった。上位3位には東京・大阪・名古屋の三大都市を含む都府県がランクインした。男女別にみると、男性では「千葉県」「鳥取県」「奈良県」「福井県」の4県が同率の64.0%で第1位、女性では「大阪府」の76.0%がダントツでトップとなり、2位以下に10.0ポイントの差をつけている。

 「自分は家計管理が得意だ」と答えた者の割合は、「徳島県」が31.0%でトップ、次いで「群馬県」「京都府」「広島県」が同率の30.0%となっている。「家計簿をつけている」の割合は、「徳島県」が38.0%でトップ、女性では「徳島県」は52.0%と半数以上でトップとなっている。「家計管理が得意だ」という意識と「家計簿をつけている」ことには相関がありそうだ。

 「貯蓄額の目標を設定している」と答えた者の割合は、1位が「大阪府」で24.0%、次いで「福岡県」が20.0%、3位が「愛知県」「沖縄県」の2県が同率19.0%と続く。「現在の貯蓄額」を尋ねたところ、全国平均は359.7万円で、都道府県別では「大阪府」が605.6万円でトップ、次いで「滋賀県」の556.1万円、3位は「京都府」で539.7万円となっている。「自分は倹約家だ」と自認する「大阪府」と「自分は家計管理が得意だ」と自認する「京都府」が上位にランクしている。

 「1ヶ月の小遣い」は「東京都」が3万5150円でトップ、2位は「神奈川県」で3万3250円、次いで「愛知県」の3万1850円となっている。貯金は関西、消費は関東ということであろうか。(編集担当:久保田雄城)