健康食品やシリーズサプリメントの機能志向食品市場は高齢者の健康志向の高まりと中高年層の予防意識の広がりを受けて、緩やかながら右肩上がりで成長を続けている。
富士経済の調査結果では機能志向食品の2011年市場の見込額は6628億円と前年に比べ140億円増の2.2%の伸びになっている。前年の伸び(2%)より0.2%高い伸びになった。
中でも骨・関節サポート商品は2010年も428億円と前年比16.9%の高い伸びを示していたが、2011年も476億円となる見込みで前年に比べ11.2%と2ケタの伸びを持続している。
富士経済では骨・関節サポート商品について「人気商品に需要が集中する傾向は強まっているものの、今後、参入企業の増加や既存ブランドの積極的な展開が考えられ、関節痛対策の予防需要も開拓することにより2012年の市場は500億円を上回ると予測される」とみている。