防衛省は23日、沖縄の基地負担軽減の一環で、9月に予定している日米共同訓練を北海道で行うと発表した。オスプレイ6機も参加の予定。訓練は10日から29日までで、24日にはオスプレイ体験搭乗も予定している。
米軍から第36海兵航空群第265海兵隊中型ティルト・ローター機飛行隊(普天間)など約1500人が参加。日本側から陸上自衛隊約1250人が参加の予定としている。
訓練場所は北海道大演習場(札幌・千歳・恵庭・北広島の4市)はじめ矢臼別演習場(別海・厚岸・浜中の3町)、上富良野演習場(上富良野・中富良野の2町と富良野市)などで、ヘリで敵地などへ部隊を機動・降着させるヘリボン訓練や空挺降下訓練などを行う。
訓練にはMV22オスプレイ6機、CH53の4機前後が参加予定。オスプレイの機体整備や燃料補給に帯広駐屯地を使用予定としている。地元自治体は住民の不安解消へ詳しい説明を求める意向だ。これまでに沖縄県外で行われたケースは国内で5回、グアムで1回になっている。(編集担当:森高龍二)