マツダ、CX-5をマイナーチェンジ、2.5リッターガソリンターボ車を新たに設定

2018年10月15日 07:17

Mazda CX-5

大規模な改良を受けたマツダCX-5。写真は新たに2.5リッター直列4気筒直噴ガソリンターボエンジンを搭載した「SKYACTIV-G 2.5T」、価格は365万0400円(FF)、387万7200円(4WD)

 マツダは、クロスオーバーSUVの2代目「マツダCX-5」をマイナーチェンジした。CX-5は初代から、デザイン性に優れ、普段使いであっても走り・曲がり・止まる、人馬一体の走りの楽しさ・気持ち良さ体感できるSUVとして高く評価されてきた。

 CX-5はこれまで世界約120カ国で販売され、現在ではマツダのグローバル販売台数の25%を占める、基幹車種だ。2012年の初代モデル発売以来、そのデザインと走りの楽しさを提供する走行性能、そして革新的なSKYACTIV技術が評価され、2012-2013年日本カー・オブ・ザ・イヤーをはじめとする100を超える賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受けている。

 今回の改良では、評価の高いクリーンディーゼルエンジンに加え、マツダの国内向け車種として初の2.5リッター直列4気筒直噴ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」を設定したことがトピック。この「SKYACTIV-G 2.5T」の最高出力は169kW(230ps)/4250rpm、最大トルク420Nm(42.8kg.m)/2000 rpmを発揮し、低速から中速、さらには高速域まで意のままに加速し、その手応えを感じ、力強く上質な走りをCX-5にもたらす。

 また、別項で紹介した安定感ある走りを実現する進化した「G-ベクタリング コントロール プラス(GVC プラス)」を搭載。高速走行での車線変更時や滑りやすい路面での車両の挙動を安定させ安心感を高めた。

 さらにクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」搭載車に、このクラス唯一となる6速マニュアルトランスミッション搭載車を追加設定した。

 また、「CX-5」の最上級グレードとして、特別仕様車「Exclusive Mode(エクスクルーシブ・モード)」も同時に受注開始、発売する。

 今回、最上級グレードとして設定した特別仕様車「Exclusive Mode」は、高品質のナッパレザーや本杢パネルといったこだわり抜いたマテリアルを採用し、精緻な造り込みが特徴で、モダンさと温かみを備えた、洗練された空間を創出した。インテリア上部に黒、下部には深みのある、ディープレッドという専用のカラーコーディネーションを設定した。鏡面側の縁取りをなくしたフレームレスインナーミラーにより、視野拡大と見た目のすっきり感を向上させている。加えて、前席シートに、体との間にこもる不快な熱気を吸い出す「シートベンチレーション」機能を加えて快適性・安全性を向上させる専用の装備・機能を搭載した。

 「Exclusive Mode」は、SKYACTIV-G 2.5T搭載車とSKYACTIV-D 2.2搭載車に設定される。「Exclusive Mode」の価格は2.5ガソリンターボ車が365万0400円(FF)、387万7200円(4WD)で、クリーンディーゼル車が365万5800円(FF)、388万2600円(4WD)となっている。(編集担当:吉田恒)