野田佳彦総理は総理官邸で19日、ジョゼ・ラモス=ホルタ東ティモール民主共和国大統領と会談し、ラモス=ホルタ大統領が20日に東日本大震災の被災地(宮城県仙台市など)を訪ねられることに感謝の意を伝えるとともに、外交関係樹立10周年を迎え、今回の大統領訪日を期に両国の関係をさらに強化していきたいと語り、訪日を歓迎した。
また、野田総理はこれまでに引き続き、経済協力をはじめ人材育成支援や民主的選挙支援等を通じて東ティモールの国づくりを様々な分野から支援していきたい旨も伝えた。
ラモス=ホルタ大統領からは「東日本大震災被災者の方々に改めてお見舞い申し上げる。日本人は勤勉で規律正しく、科学分野等で強いリーダーシップを発揮して戦後の苦難を乗り越えられてきた。自分はそのような日本人を尊敬しており、今回も必ずや困難を克服して力強く復興されると信じている」(外務省広報)旨が述べられ、あわせて「野田総理をはじめ日本政府高官に東ティモールを訪問して頂きたい旨の招待があった」(同)。(編集担当:福角忠夫)