業界最高レベルの搭載能力を持つ表面実装機をヤマハ発が出展

2012年01月18日 11:00

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ヤマハ発動機は「第41回インターネプコン・ジャパン」に業界最高レベルの搭載速度と面積生産性を実現した表面実装機、高密度モジュラー「Z:TA YSM40」を展示する。

 急速に進化を遂げているエレクトロニクス機器の、高機能化・高性能化を支える最新の製造技術・実装技術が結集する「第41回インターネプコン・ジャパン」が1月18日から20日まで東京ビッグサイトで開催される。

 アジア最大のエレクトロニクス製造・実装技術展である同イベントには、世界20カ国から1,960社が出展する予定だが、その中の1社であるヤマハ発動機は出展製品の1つとして、幅1mのコンパクトなプラットフォームに4ビーム、4ヘッドレイアウトを採用し、10万CPH以上の搭載速度と柔軟な生産形態対応力を併せ持つ表面実装機、高密度モジュラー「Z:TA YSM40」を展示する。

 「Z:TA YSM40」は、最高レベルの面積生産性および幅広い部品対応力を1台に集約した新しいコンセプトの下に開発。スマートフォンやタブレット型端末など近年急拡大しているデジタル電子機器に内蔵される小型・中型基板に最適化した生産設備で、今後の高速機市場を拡大していくことが期待されている。

 同製品は4ビーム/2ビームの2種類のビームレイアウト、3タイプの搭載ヘッド、多彩なバリエーションを実現するデュアルレーンレイアウトの搬送装置などにより、10万CPHを超える最高レベルの部品搭載能力と超小型チップ部品から大型異形部品までもカバーする高い汎用性を兼ね備えている。また、ジャスト1mのコンパクトなマシン横幅は、優れた面積生産性とライン長生産性をもたらしている。さらに、一括パレット交換が可能な台車式トレイ部品供給装置や、無停止挿抜機能を持つ新開発の電動テープフィーダー「ZS(ジーエス)フィーダー」との協調による無停止連続生産能力など、新しい機能も実現。

 なお、業界最高レベルの搭載速度と面積生産性を実現した表面実装機である同製品は4月1日より発売を予定している。