今春に高校や中学を卒業予定で就職を希望する学生の73.1%が昨年11月末までに就職内定を得られたことが厚生労働省のまとめで分かった。内定率は前年同期に比べ2.5ポイント改善していた。内定者数は12万4000人となった。
厚生労働省によると、求職者数17万人に対し、求人数は18万6000人と求人倍率は前年同期に比べ0.06ポイント上がり1.09倍になっていた。
特に岩手、宮城、福島では宮城での内定率が71%と全国平均を2.1ポイント下回っていたものの、福島は0.2ポイント上回る73.3%、岩手では80.1%と7ポイント上回っていた。
一方、中学卒業予定者については1836人が求職しているのに対し、求人は816人と前年同期に比べ12.3ポイント求人数が減少し、求人倍率は0.44倍と厳しい状況だった。(編集担当:福角忠夫)