夏までが正念場 樽床民主党幹事長代行

2012年01月17日 11:00

 樽床伸二民主党幹事長代行は16日の定例記者会見で「輿石東幹事長も言っていた通り、今年の夏までが正念場だと思い、頑張って参りたい」と政府・与党として24日召集される通常国会に対する姿勢を語った。

 今通常国会では国会議員の定数削減、公務員給与の削減、郵政改革、平成24年度予算、関連法案、社会保障と税の一体改革など、重要案件が山積している。樽床幹事長代行は「この国会の中で(これらに)答えを出していかなければならない」と夏までが正念場という意味合いを説明した。

 また、議員自ら身を切り、国民にその姿勢を示すという点では「二兎追うものは一兎をも得ずということわざもある」として、「国会議員の定数削減にまず取り組む」とし、国会議員の歳費削減については、その後の取り組みとする考えを示した。

 岡田克也副総理が国会議員の定数削減とともに、国家公務員の給与削減(約8%削減)以上に国会議員の歳費削減をすべき、と発言していることについて、幹事長代行としての受け止めを記者団から質され、歳費削減については副総理の個人的な発言として受け止めているとし、「歳費削減をやらないということではなく、順番がある」として定数削減と歳費削減を同時に行うのはハードルが高すぎるとの認識を示した。(編集担当:福角忠夫)