韓国企業の社会活動貢献支出額、日本企業上回る

2018年11月20日 06:11

 聯合ニュースが韓国の経済団体、全国経済人連合会(全経連)公表の「主要企業の社会的価値報告書」(売上高上位500社のうちの198社が対象の調査)で2017年度に支出した社会貢献支出額が日本円で2734億円となり、一社あたり13億7594万円になったと報じた。

 これは日本経済団体連合会が同年度で会員企業のうち対象とした337社の社会貢献活動支出合計額「1997億円」を700億円以上上回り、1社あたりでは「5億9300万円」に比べ、2.3倍の額になっていた。

 経団連会員の中でも、「1%クラブ法人会員」になっている企業124社に限った調査でも合計額は1451億円、1社平均で11億7000万円と韓国企業に比べ平均額は1社あたり2億円の差がついていた。

 聯合ニュースは企業の社会貢献活動が活発化している要因の一つに「南北統一の備える社会貢献活動も注目される」とあげる。「ハンファは北朝鮮出身の青少年と韓国の青少年、自社の社員が参加する『自転車平和旅行』の実施」などの事例を紹介したうえで、全経連が「南北統一への共感を広げ、脱北青少年・若者を支援する企業の事業が増えている」とのコメントを報じた。(編集担当:森高龍二)