フィリピンに再び「少女像」設置される

2019年01月06日 09:22

 フィリピンに再び慰安婦を象徴する「少女像」が設置された。設置されたのはラグナ州サンペドロ市で28日に除幕式があった。聯合ニュースは「フィリピンでは首都マニラにも慰安婦被害者を象徴する女性像があったが、日本側が撤去を強く要請した後、撤去された。今回も日本の妨害が予想され、少女像がこのまま維持されるのか注目される」と報じた。

 聯合ニュースによると韓国・忠清北道提川市の前市長、李根圭(イ・グンキュ)氏らが参加。李氏は「平和の少女像は怒りと憎しみを越え、女性の人権、社会的弱者に対する愛、人類の平和共存を望むわれわれ皆の念願。今回の平和の少女像の建立が韓国とフィリピンの友好増進と世界平和に寄与することを願うと述べた」と伝えた。

 韓国では2019年度予算に「紛争下の性暴力対応のための国際協力増進のため、4億9800万ウォン(約4980万円)を計上」。予算について韓国外交部当局者は聯合ニュースによると「慰安婦のおばあさんに関連するものとして『国際機関と共にどうしたら紛争地域で弱者、特に女性を保護できるかという私たちの経験を共有し、国際的な共感を広げるため』と説明した」と伝えた。(編集担当:森高龍二)