安倍晋三総理は15日の政府与党連絡会議で日露平和条約締結に向け「プーチン大統領と胸襟を開いてじっくりと話し合い、できるだけ交渉を進展させたい」と語った。
安倍総理は「21日から24日まで、ロシア及びダボスを訪問する。プーチン大統領とは昨年11月のシンガポールでの首脳会談において、戦後70年以上残されてきた課題を、次の世代に先送りすることなく、私とプーチン大統領の手で必ずや終止符を打つ、という強い意思を完全に共有した。胸襟を開いてじっくり話し合い、できるだけ交渉を進展させたい」と強調した。
また、今月下旬から始まる通常国会では「景気の回復軌道を確かなものとするため、第2次補正予算、そして本予算の速やかな成立を図っていくと同時に、10月からの幼児教育の無償化や来年4月からの真に必要な子供たちのための高等教育の無償化のための法案など、重要法案の成立を図っていきたい。骨太の政策論争を行い、日本の明日を切り拓く国会としていきたい」と述べ、与党に協力を求めた。(編集担当:森高龍二)