日露首脳会談 1月22日に開催決定

2019年01月16日 05:59

 ロシアのラブロフ外相と会談に臨んだ河野太郎外務大臣は会談後の記者会見で「日露平和条約の問題について時間をかけ議論するとともに、安倍晋三総理の訪露に向けて準備を行った。総理の訪露での日露首脳会談は現地時間の1月22日午後に開催することで一致した」と語った。

 河野外務大臣は14日の記者会見で「平和条約締結問題について協議の具体的内容を伝えることはできないが、日露双方の具体的な考え方を議論した上で真剣な協議を行った」とし「長年にわたり未解決の困難な問題ではあるが、この問題に自らの手で終止符を打つという両首脳の決意を踏まえた真剣な議論となった」と踏み込んだ話ができたことをうかがわせた。

 河野外務大臣は「領土問題を含め我々の主張を明確にロシアに伝えた」と述べた。そのうえで「協議の中で両方の意見が一致していないところももちろんあるが、それは今後の協議の中で双方が一致する部分というものを見つけていかなければならないと思う」と述べ「ラブロフ外相が発言されたことにいちいちコメントはしないが、日本側として明確に全てのことについて日本側の主張をお伝えできたと思っている」と北方4島の帰属問題について、日本の主張を明確に伝えたことをうかがわせた。(編集担当:森高龍二)