子ども産まなかった方が問題「発言撤回」麻生氏

2019年02月05日 06:58

 麻生太郎副総理兼財務大臣は3日の福岡での会合で少子高齢化問題に触れた際「子どもを産まなかった方が問題」などと発言したことに対し、4日の衆院予算委員会で問題発言だと撤回を求められ「一部だけが報道され、誤解を与えた。しかし、誤解を与えたということであれば(発言を)撤回させて頂く」と発言を撤回した。

 立憲民主党の大串博志議員が発言の撤回を求めた。大串氏は自身の友人にも不妊で苦労した人がいたとし「子どもを産まなかったほうが問題という発言は極めて感度の低い、不適切な発言だと思う。撤回し謝罪した方がいいと思う」と撤回を求めた。

 麻生大臣は「少子化は社会の活力、財政、社会保障の持続可能性に関し脅威になるということを申し上げた。全体を聞いてもらえれば趣旨を理解いただけると思う。本来の発言の趣旨が伝えられず、問題の発言部分だけが報道され、誤解を与えるようなことなった。今後、気を付けたいと思うし、誤解を与えたということであれば(発言を)撤回させた頂きたい」と撤回した。

 麻生大臣は「子どもを産みやすく、育てやすい環境をつくっていくということが重要なのだ」と強調した。(編集担当:森高龍二)