寒い冬が終わり、あたたかな春が来ると暮らしの環境の変化を経験する人も多いと思う。そんな変化の一つに育休上げの職場復帰という変化を経験する人も多いのではないだろうか。
またバリバリと仕事をするぞと燃えている人もいるだろうが、復帰して約3か月ほどで迎えることが多いという育休明けの壁があるという。それは疲労だ。そして疲労を促すストレスも壁と言えるかもしれない。
「これまで働いていた職場に復帰だから、ストレスは多くないはず」この小さな思い込みが大きな疲労を招く可能性があることをご存じだろうか。倒れてからでは遅い。だからこそ復帰前と後で生活がどう変わるのか。そして回避する方法をシュミレーションしておくことは助けになるだろう。
では、復帰後に出てくる問題にはどのようなものがあるだろうか。真っ先に考えたいことは子ども関係の事だ。子どもは急に病気になる。熱のため保育園に預けることができない場合どのように対処することができるだろうか。
子ども関係以外でも様々な変化はある。家事を短時間でこなす必要があるし、買い物の時間もこれまでより短時間でこなさないといけない。少し考えてみるだけでも、復帰の前と後では生活が大きく変わってしまうのだ。この変化がストレスとなり疲労につながっていく。だからこそ、急なトラブルにどのように対処できるのかをシュミレーションしておくことは助けになる。
どのように効果的にシュミレーションできるだろうか。それはまず問題となりそうな状況を書き出してみることが。箇条書きで良いだろう。そして問題の対処方法を具体的に考えてみる。
例えば子供の急な病気の場合。対処方法として、病児保育に預ける。ベビーシッターを依頼する。祖父母に依頼するなどを想定することができる。
想定できたら、それに向けて段取りをしよう。近隣の病児保育はどこにあるのか。複数件見つけておくといいだろう。ベビーシッターを頼むのなら事前に会員登録が必要な場合もあるし、子どもが安心するように復帰前にお試しで依頼を出してみることもできる。祖父母にお願いするとしても、事前に「こうしたときは助けてほしい」と要望を伝えることができる。
書き出してみると、対処に向けての行動も見えてくる。結果具体的なシュミレーションができるようになる。こうした方法を使って、育休明けの職場復帰でかかってくるストレスを軽減し疲労を軽減することで復帰明けの壁を越えていくことができるのだ。ぜひ試してみてほしい。(編集担当:久保田雄城)