夫婦のお金事情 円満の秘訣は干渉しすぎないこと

2019年04月28日 11:25

画・夫婦のお金事情 円満の秘訣は干渉しすぎないこと

ゲンナイ製薬は夫婦の収入と貯蓄額に関するアンケート調査を実施した。お互いの収入を把握していないと答えた女性は3割。夫婦の貯蓄額を知らない夫が多い傾向も判明。

 夫婦のあり方には色々とある。男性が外に働きへ出る昔ながらの夫婦もいれば、女性が一家の稼ぎ頭となっている場合もある。あるいは夫も妻も正社員として会社に雇われ、二人で協力しながら家計を支えている家庭も多いだろう。

 夫婦とは互いに支え合いながら家庭を守っていくものであるが、一つの家族が不自由のない生活を送るためには金銭的な問題から目を背ける事が決してできない。ゲンナイ製薬では既婚女性1,917名を対象にして夫婦の収入と貯蓄額に関するアンケート調査を実施し、金銭と夫婦関係についての数値的な結果をまとめた。

 お互いの収入に関して正確に把握しているかとの質問に対し、把握していると答えた女性は約7割、一方で3割以上の女性は把握していないと回答した。また、夫婦の家計管理については妻が行っている事が多く全体の45%に達している。次いで多かったのは夫婦共同での管理であり、これには39%の回答が集まった。しかしながら家計管理は主に妻の側が担っている事が多いようだ。

 夫が働き、妻が家に入る事が当然だった時代から、夫が稼いできたお金で家計を回すのは妻の役目となっていた。今でもお給料の中から夫に毎月定額のお小遣いを渡す妻も少なくはない。時代が変わっても家計管理を妻に任せる習慣については変化しにくい傾向が見られる。夫婦の貯蓄額に至っては夫も完璧に把握していると答えた女性が2割にも届かず、細かい金銭管理に介入しない夫が多い現状も分かってきた。

 夫が妻にだけ家事を押し付けたり、子育てを全く手伝わなかったりした場合、妻からの反感を買って夫婦関係にまで支障をきたしてしまうおそれがある。しかし貯蓄額の把握などのような金銭管理に関しては、夫が興味を示さなくても女性が不満を抱くことはそこまで多くないようだ。夫が夫婦の貯蓄額を把握していると答えた女性以外に対して夫婦関係に関する聞き取りをしたところ、満足しているとの答えが約8割となった。協力して支え合っていく夫婦ではあっても、お金のことについてはある程度不干渉でいる方が夫婦円満となるのかもしれない。(編集担当:久保田雄城)