日ロ平和条約交渉「次の次元へ進めたい」総理

2019年09月05日 15:13

 安倍信三総理は5日、ロシアのプーチン大統領と首脳会談をする。4日、離日前の会見で「様々な報道があることは承知しているが、北方四島での共同経済活動については、その実行に向け、着実に準備は進んでいる」と述べ、日ロ共同経済活動をすすめることに積極姿勢を示した。

 また、安倍総理は「元島民の皆様がお年を召される中で、要望の強かった航空機による墓参については3年連続で実現している。先月の墓参では訪問したいという強い希望がありながらなかなか行くことができなかった場所への訪問も可能になっている。島民の皆様には大変喜んでいただいたと思う」と語り「2016年の私とプーチン大統領との山口県長門(ながと)での合意は間違いなく着実に進展している」と強調した。

 そのうえで「こうした進展を踏まえて、今度、ウラジオストクにおいて平和条約交渉を次の次元へ進めていくために腹を割ってプーチン大統領と話し合いたい」と語った。(編集担当:森高龍二)