菅義偉官房長官は13日、ローマ法王・フランシスコ台下が11月23日から26日まで、安倍晋三総理と日本カトリック司教協議会の招請により訪日されると発表した。ローマ法王の訪日はヨハネ・パウロ2世以来、38年ぶりとなる。
ローマ法王は東京入り後に被爆地「広島」と「長崎」を訪問予定で、核兵器廃絶への強い思いを有するローマ法王が被爆地から「核兵器廃絶」に向け、どのような強いメッセージを世界に発信されるのか、内容が期待される。またローマ法王は天皇陛下と会見するほか、安倍総理とも会談予定という。
菅官房長官は「ローマ法王の訪日は1981年のヨハネ・パウロ2世以来、2回目」と説明。「今回の訪日は2014年に安倍総理がバチカンを訪問し、法王に謁見したことを踏まえたもの」と語った。
菅官房長官は「今回の法王の訪日が日本とバチカンの二国間関係を一層強化する契機となることを期待している」と述べた。
広島県の湯崎英彦知事は同日、ローマ法王の来県発表を受け「様々な機会を通じてローマ法王の広島訪問を要請してきたところであり、思いが通じたと考えている。被爆地広島から世界中の人々に核兵器のない平和な世界の実現に向けた希望を与える力強い平和のメッセージを発信していただきたい。ローマ法王の広島訪問発表により世界平和に向けた強い意志を本県としてもしっかりと受け止め、核兵器のない平和な世界の実現に向け,取り組みを進めて参りたい」とのコメントを発表した。(編集担当:森高龍二)