北朝鮮に大きな決断してもらう必要がある 総理

2019年09月18日 06:22

 安倍晋三総理は16日開かれた「全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!国民大集会」であいさつし「北朝鮮には『勤勉な労働力』と『豊富な資源』がある。それをいかしていくに北朝鮮に大きな決断をしてもらう必要がある」と語った。

 決断の内容について、安倍総理は「相互不信の殻を破り、何より重要な拉致問題を解決すること」とした。

 安倍総理は「不幸な過去を清算し、北朝鮮との国交正常化を目指していく決意に変わりはない」としたうえで「拉致問題は安倍政権の最重要課題。この集会に先立ち拉致被害者家族と懇談する機会をいただいた。改めて皆様の痛切な思いを伺った。家族の皆様が日本の地で御家族を抱きしめる日がやってくるまで私の使命は終わらない」と語った。

 また、安倍総理は「拉致問題解決には日本国民が一致団結し、全ての拉致被害者の一日も早い帰国への実現に強い意志を示していくことが大切」とも呼びかけた。また自らは「条件を付けずに金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と直接向き合っていく。冷静な分析の上に、あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動していく考えだ」と強調した。(編集担当:森高龍二)