中東への自衛隊派遣費用は52億円

2020年01月16日 07:07

 政府は自衛隊の中東派遣へP3C哨戒機を先行派遣し、来月上旬に護衛艦「たかなみ」の派遣を予定しているが、オマーン湾、アラビア海、ソマリア沖のアデン湾エリアでの情報収集活動を12月26日まで行うための費用は約52億円になる。

 今年度分は「予備費」から5億1000万円をねん出。来年度の予算案で46億8000万円を計上している。

 先行しているP3C哨戒機の部隊は隊員約60人。ソマリア沖のアデン湾などの上空から情報収集にあたる。今月下旬から現地で活動を開始する。また来月出航する護衛艦「たかなみ」の部隊は約200人規模。

 河野太郎防衛大臣は中東への自衛隊派遣に関し「憲法上の制約があり、アメリカ軍などによる有志連合に参加することはない」としたうえで、同盟国アメリカと「緊密に連絡を取っていきたい」考えを示している。(編集担当:森高龍二)