イージス、秋田ゼロベース、山口独自検証に協力

2020年01月16日 07:09

 河野太郎防衛大臣は14日の記者会見で、秋田と山口に設置計画していた陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」について「秋田については再調査をし、ゼロベースで判断をしていく」と述べた。

また山口については「地元が独自に検証されるということなので、それにしっかり協力していきたい」と話した。

 河野防衛大臣はイージス・アショアの配備の意義について「北朝鮮はノドンを始め、日本を射程内に置く非常に多くのミサイルを実戦配備している。そういったミサイルから国土をしっかり守っていくために、日本全体をカバーできる、イージス・アショアのようなミサイル防衛能力をなるべく早く整備していきたいと思っている」と答えた。

 またイージス・アショア配備でイージス艦の運用幅が広がるのかとの記者団の質問には「イージス艦を運用しながらミサイル防衛を行っているが、海上で24時間張り詰めているというのも負担が大きい。陸上で行うことは隊員の負担軽減にもなり、限られたイージス艦を様々な運用に使うことができるということは防衛に非常に有効と考える」と強調した。(編集担当:森高龍二)