立憲民主党の枝野幸男代表は19日までの記者団の囲み取材に、立憲民主党としてブレない姿勢を明確にしている。国民民主党が各種世論調査での自らの党の政党支持率(1%)をどう受け止め、枝野代表の呼びかけに判断していくのか結論の先送りは国民への支持をさらに低下させそうだ。
国民民主党の立憲民主党への合流を希望する議員の中には「政党支持率1%と低迷している中で立憲とひとつにならない選択肢はない」とする声もある。
枝野代表は「国民民主党内のご議論についてコメントする立場ない。ただ幹事長間の合意に基づいて党首間で10時間以上にわたって事実上相談をさせていただいた中で、できる提案はすでにさせていただいているので、お答えをいただきたいということ」と提案できるところはすべて提案しつくしている旨を明示した。
枝野代表は提案が受け入れられない場合について記者団の問いには「昨年12月6日の私の呼びかけは共同会派を作って一定の前進をしたことを出発点に、さらに連携し、共に闘う体制を強化できないかというものだった。その出発点に戻るだけだと思っている」と野党連携が12月6日の時点の「共同会派」時点に戻るだけだとの認識を示した。立憲民主党も合流のために妥協し、軸足がブレれば、政党支持率を急落させるだけでなく、与党の思うツボにはまることになる。(編集担当:森高龍二)