河合氏1億5千万円に『もう党費払いたくない』

2020年02月04日 06:58

 公職選挙法違反疑惑で広島地検の捜査を受けている自民党の河合案里(旧姓・前田)参院議員、河合克行前法相(衆院議員)夫妻に対し、昨年の参院選挙時、自民党が応援のため党費1億5000万円を河合両夫妻の政党支部に渡した事に、自民党元幹事長の石破茂衆院議員は「なぜ彼女に破格の厚遇が与えられたのか、なんとも腑に落ちない」と大きな疑問をブログで投げた。

 石破元幹事長は「各地を廻っていると『自分たちの納めた党費があのように使われていたのなら、もう党費は払いたくない』とのお声を何度か聞き、これは由々しい事態だと思いました」と書き込み。

 そのうえで「自民党にとってはコアの支持層の離反が一番恐ろしいことであり、何としても避けなければなりません。政党の運営には国民の税金を原資とする政党助成金も含まれているので、説明責任を果たすことは党員のみならず納税者に対する責任」と断じた。

 なぜ、そのような厚遇がなされたのか、また河合夫妻には「自ら疑念を払拭する努力をしていただきたい」と説明責任を果たすよう強く求めている。(編集担当:森高龍二)