北朝鮮のミサイル発射実験、活発化か

2020年03月10日 06:21

 北朝鮮のロケット発射実験が活発化の傾向か。今月2日の短距離飛翔体2発発射に続き、9日、聯合ニュースは韓国軍合同参謀本部の情報として「9日、北朝鮮が東部の咸鏡南道宣徳(ハムギョンナムドソンドク)付近から北東側の東海(日本名・日本海)に向け、未詳の飛翔体を3発発射した」と報じた。最長200キロ飛行したと推測されている。

安倍晋三総理は「情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと、航空機、船舶等の安全確認を徹底すること、不測の事態に備え、万全の態勢をとること」を指示した。飛翔体は弾道ミサイルとの見方をしている。

 北朝鮮は2日にも「東部の元山付近から朝鮮半島東の東海上に短距離飛翔体2発を発射」しており、聯合ニュースはこの時の飛翔体は約240キロ飛行し、高度35キロ、20秒の間隔で発射されていたと報じている。

韓国軍はこの時の飛翔体について「大口径ロケット砲や新型戦術地対地ミサイル、ロシア製短距離弾道ミサイルイスカンデルの類似版などの可能性がある」との見方を示している。(編集担当:森高龍二)