緊急事態宣言後に風俗店の高井議員を除籍処分

2020年04月16日 06:13

 立憲民主党は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止へ緊急事態宣言が出て後の今月9日夜に、新宿歌舞伎町の「セクシーキャバクラ」と呼ばれる店へ行った高井崇志衆院議員(比例・中国)を15日、除籍処分にした。

 高井議員は責任を感じ14日に離党届を出していたが事の重大性から受理せず、処分する選択をした。常任幹事会で決めた。福山哲郎幹事長は「言語道断、けしからん行為」と不謹慎な行動に怒りを隠さなかった。

 高井議員は今月9日国会で安倍晋三総理の会食の多さを指摘し、改めるよう求めていただけに、軽率な行為を言わざるを得ない。高井議員の行動に対しては立憲民主党支持者からも強い非難の声があがっていた。

 一方で、さきの参院選挙に絡み、公職選挙法違反(買収)の罪で秘書が起訴され、「連座制」も視野に今月20日には初公判を迎える段階になっているにも関わらず河井案里参院議員を除籍処分にできない自民党の自浄能力のなさに比べ、立憲の姿勢は一定評価できるとの声も聴かれた。(編集担当:森高龍二)