日本在住のすべての人に一律1人10万円を給付する「特別定額給付金」を含む総額25兆6914億円の補正予算が30日成立。安倍晋三総理は会見し「事業規模で117兆円、過去最大の補正予算が成立した。早期成立に御協力いただいた全ての与野党の議員の皆様に本当に感謝申し上げたい」と冒頭に感謝の意を示した。
成立した予算について、安倍総理は「明日から中小企業・小規模事業者の皆様に最大200万円の現金をお届けする『持続化給付金』の受付がスタートする。最速で5月8日からスピード感を持って現金をお届けする」と述べた。
また「実質無利子・無担保、元本返済最大5年間据置きの融資を地方銀行や信金、信組で受けられるようになる。税金や社会保険料の納付も猶予される。こうした支援を1日も早くお届けし、事業や雇用を必ずや守り抜いていきたいと考えている」と強調した。
また緊急事態宣言について「5月7日から日常に戻ることは困難と考える」とし、緊急事態宣言を引き続き全国を対象に続ける考えを示した。期間については専門家の意見を聞いたうえで判断する、とした。
安倍総理は「全ての国民と一体となってこの困難を乗り越えていくため、この補正予算による1人一律10万円の給付をお届けする。1日も早くお届けしていくために地方自治体の皆様の御協力をいただきながら、全力で取り組んでいきたい」とした。(編集担当:森高龍二)