マスク着用で熱中症リスク増大。この夏おススメの、美味しい熱中症対策とは?

2020年06月14日 10:23

画・住まいの快適性への意識 最適な温熱環境とは

気温の上昇とともに「熱中症」の話題が増えてきた

 気温の上昇とともに「熱中症」の話題が増えてきた。緊急事態宣言が解除されたとはいえ、未だに新型コロナウイルスの感染は収まってはおらず、マスクが手放せない状態が続いている。しかし、その一方で気温の高いときにマスクをつけていると熱中症になってしまう危険性も指摘されている。厚生労働省などでは熱中症を防ぐため、屋外では状況に応じてマスクを外すよう呼びかけているほか、スポーツ庁も学校での体育の授業時には間隔を2メートル以上確保するなどの対策を講じることで、マスクの着用は必要ないことを各都道府県の教育委員会などに通知している。

 消防庁の発表によると、2019年5月から9月の全国における熱中症による救急搬送人員の累計は71317人。2018年の同期間に比べると23820人の減少となっている。これはおそらく、熱中症予防に対する意識が向上してきたことが窺えるが、今年は上記のように感染症対策のためのマスクが熱中症を助長してしまう可能性に加え、猛暑予想もなされていることから、例年にも増して、細心の注意と呼びかけが必要になるだろう。

 熱中症予防の基本は、シーズンを通して、 暑さに負けない体づくりだ。バランスの良い食事と適度な運動で体力を維持し、睡眠もしっかりと取る。健康のためにとエアコンを控えても、暑さで寝苦しくて睡眠が浅くなってしまうようなら本末転倒だ。エアコンや扇風機を適度に使って睡眠環境を整えること、そして通気性や吸水性の良い寝具をつかったりの工夫を心がけてほしい。

 また、たとえ喉が乾いていなくても、こまめに水分を補うようにしたい。ところが、スポーツなどで汗をかいた後は、水を飲むことでかえって熱中症のリスクを高めてしまうこともある。汗を大量にかくと、体内の水分とともに塩分やミネラルも失われてしまう。そこに水分だけを補給すると、血液中の塩分やミネラルの濃度が低くなってしまうからだ。スポーツなどの後はとくに、水やお茶ではなく、スポーツドリンクなどの塩分や糖分を含む飲料を飲むのがいいだろう。水分の吸収を促し、汗で失われた塩分の補給にもつながる。

 普段の生活の中でも、スポーツドリンクとまではいかなくても、塩分を少し含んだ飲みものを選ぶといいだろう。例えば、若い女性にも人気なのが、キリンのヒット飲料、世界のkitchen「ソルティライチ」だ。

 夏が近づくと、電車の車内広告などでもよく見かけるので、コンビニなどでもついつい手に取るという人も多いのではないだろうか。

 また、駅のコンビニや駅ナカの自販機でしか購入できない、夏季限定のレアドリンク「塩とはちみつレモン」もおすすめだ。蜂蜜は今、感染症予防の面で免疫を高める食品としても注目されているが、同商品は、そんな蜂蜜の専門家である山田養蜂場が厳選した上質なオーガニック蜂蜜をベースに、爽快なシチリア産レモン、シチリア産海塩を使用して、香料・着色料・人工甘味料不使用で作られた、熱中症対策にも最適な「美味しい」ドリンクなのだ。蜂蜜は、ミツバチの消化酵素によってショ糖が分解された単糖類なので、摂取後すみやかにエネルギー源となり、熱中症対策にはとても有効だという。商品を購入できるのは、JR 東日本駅構内コンビニ「NewDays」「NewDays KIOSK」と、エキナカを中心に展開している acure の自販機の女性向けブランド「naturacure 」だけ。しかも、原材料は贅沢なのに、発売価格は税抜140 円と他のドリンクと変わらない。ただし、夏季限定商品なうえに、生産予定数量がなくなり次第、順次販売終了するという。もしも見つけることができたらラッキーだ。

 新型コロナも熱中症も、重症化すれば命に係わる。しかし、その対策ばかりを気にしていたら、ストレスが溜まって、精神的にも疲れてしまう。美味しく飲んで、ストレスフリーで熱中症対策を行いたいものだ。(編集担当:今井慎太郎)