河野太郎防衛大臣は7日の記者会見で戦車配備の在り方について「最先端ニーズにあうように考える」とした。戦車保有数は2012年に比べ200両減り、今は約600両になっている。
河野大臣は記者団から抑止力としての戦車の意義について聞かれ「かつてはソ連軍が北海道に侵攻する、それを戦車で迎え撃つという時代もあったが、ございましたが、懸念、様態が変わっていると思う」と述べた。
河野大臣は「戦車については訓練環境に恵まれている北海道、南西諸島の防衛に、九州に戦車部隊を作って、そこに集中配備・運用する。本州の戦車部隊の戦車は廃止をし、機動力に優れたMCV機動戦闘車、水陸機動団のようなところは水陸両用車に切り替えていくということが行われている」とした。
そのうえで「戦車は火力、防護力に優れているので、離島の防衛には当然役立つと思う。かつての戦車に期待されていた運用とまた違う部分で運用に対する期待というのがあるので、戦車、MCV、水陸両用車それぞれに対する期待、あるいは、配備の数量、運用の方法をしっかりと最先端のニーズに合うように考えていかなければならない」と述べた。(編集担当:森高龍二)