ようやく落ち着き始めたかと思われた矢先、東京では連日200人を超える新たな感染者が確認されるなど、まだまだ終息が見えない新型コロナウイルス禍。さらには停滞する梅雨前線の影響で、大分県や熊本県を中心に九州全域に被害をもたらしている豪雨災害も起こり、多くの人が不安とストレスに苛まれている。そんな中、ウイルスへの感染だけでなく、ストレスや運動不足なども相まって、様々な生活習慣病が懸念されている。
オムロンヘルスケア株式会社が、同社の健康管理アプリ「オムロン コネクト」のユーザ約30000人を対象に実施した「新型コロナウイルス感染症の流行下における意識や生活の変化に関するアンケート」の結果によると、今般の感染症の流行により「健康に関する意識が変化した」と8割以上の人が回答しており、「運動することを心がけるようになった」「疾患のリスクに関して情報を集めるようになった」など、健康維持に対する意識の高まりと疾患のリスクへの不安があることが分かった。
また、実際に身体や健康に具体的な変化を感じている人も少なくないようだ。その一つが「抜け毛」だ。Yahoo!のトレンドワードでも「コロナ抜け毛」という言葉が1位になるなど、深刻な悩みを抱えている人が多いことが分かる。感染予防のストレスに加え、生活や経済的な不安、さらには自宅勤務や在宅時間が増えたことによる運動不足や睡眠不足からの身体のコリや血流悪化は、頭皮の血流にも及び、髪の成長を阻害したり、成長過程での抜け毛など、頭皮や毛髪環境の悪化を招いているようだ。また、自宅勤務が増えたことで髪が汚れないからと、洗髪回数を減らしている人も増えているという。生活リズムを整え、意識的に生活習慣をあらためるのはもちろん、抜け毛が気になるような人は、頭皮の環境を整えるためにも、ヘアケアの方法や製品を見直してみる必要があるのかもしれない。
例えば、育毛剤や育毛シャンプーの頭皮ケアブランドとして30年以上の販売実績を持つヘルシンキ・フォーミュラのコンディショナーやシャンプーがある。同社の製品はもともと、フィンランドのヘルシンキ大学の研究中に、ある種の乳化剤に発毛の効果があることが偶然発見されたことを発端に、同大学で5年の研究期間を費やして完成されたものだ。この乳化剤には休止期中の毛根を成長期へと移行させる特殊な働きがあることが確認されており、さらには髪の成長や脱毛の原因となるDHT(ジヒドロテストテスロン)やコレステロールなど皮脂と混在している物質を、頭皮にダメージなく取り除く という。世界中で人気の高いヘアケアブランドとして知られており、アメリカでは100万本以上が販売され、日本でも1990年から販売されて人気を得ている。
頭皮のケアも大切だが、髪の毛そのものを健康にし、抜け毛を防いで丈夫な髪の毛にするためには、ビタミンやミネラルなど、栄養を与える必要もある。そこで今、注目されているのがなんと、ハチミツなどの健康食品の製造販売で知られる山田養蜂場から発売されているヘアケア製品だ。
同社の「薬用 RJ地肌ケア」 シャンプー・コンディショナー、「薬用 HATSU」に含まれている上質なローヤルゼリーには、脱毛を防いで豊かな髪を育てるといわれるエストロゲンβ受容体の活性化を促す働きがあるほか、髪の源となる必須アミノ酸やミネラル、ビタミンが豊富に含まれている。中でも特有成分であるデセン酸には、毛包を構成する主要な細胞のひとつである外毛根鞘細胞の細胞を増加させることが、同社の研究で確認されている。つまり、ローヤルゼリーエキスを塗布することによって、女性型脱毛の改善が期待できるのだ。
慣れ親しんだシャンプーやコンディショナーも良いが、コロナ抜け毛が気になるような人は一度、試してみるのもいいかもしれない。ただし、ヘアケア製品には刺激の強い化学成分が含まれている場合も少なくない。できるだけ、自然由来で頭皮に優しい製品を使用するようにした方が良いだろう。髪が健康になり、ツヤやハリ、コシが出て、美しい髪を取り戻せば、それだけでも気分が良くなり、ストレス解消にもつながるのではないだろうか。(編集担当:今井慎太郎)