田中聡前沖縄防衛局長の不適切な発言により、沖縄県と政府との信頼関係が一層険しくなるなか、一川保夫防衛大臣は田中氏の不適切発言に対する謝罪を行うため、2日、3日の日程で沖縄県入りし、中井眞弘多知事や高嶺善伸議長に謝罪する。発言の発端となった米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への代替施設建設に伴う環境影響評価書の年内提出について、一川防衛大臣は「今回は謝罪が目的なので、私の方から特に話題に出す予定はない」とした。
また、一川防衛大臣は2日、不適切発言を行った田中前沖縄防衛局長について「更迭人事は発令したが、その後の処理についても今検討中」として、何らかの処分を行う考えを示した。また自らの管理監督責任については大臣給与の返納も含め自らの処分を今後行う意向を語った。(編集担当:福角忠夫)