政権奪取へ「総合選挙対策本部」設置 立憲民主

2020年10月21日 06:57

 立憲民主党は20日、来るべき衆院解散・総選挙に向け、政権奪取へ「総合選挙対策本部」を立ち上げた。党本部看板掛けには枝野幸男代表、平野博文代表代行兼選挙対策委員長、蓮舫代表代行、江田憲司代表代行、福山哲郎幹事長が顔を揃えた。

 枝野代表は「いつ解散総選挙があっても有権者のみなさまに政権選択していただける状況を整えていきたい」と本部設置に伴い決意を示した。小選挙区での与野党候補一騎打ちの構図づくりについては枝野代表は18日の福岡での県連設立大会後の記者団の取材に「参議院選挙と事情が異なるが、100~少なくとも50以上の選挙区で」野党統一候補で戦えるようにしたい考えを示している。

 平野選対委員長は「わが党公認候補や友党候補者を含め、野党が過半数とれるようがんばる」と述べた。

 福山幹事長は18日行われた地元京都での府総支部連合会設立大会で「立憲民主党は全国で200を超える候補者を出す、与党と対峙できる政党になった」と支持を訴えた。

 衆院臨時国会は26日召集、12月5日までの41日間の模様だが、野党は日本学術会議推薦候補の総理による任命拒否問題、公文書改ざんが安倍晋三前総理の国会答弁を受けてのものだったとの新たな証言から森友問題を巡る再調査の必要性など、国会論戦準備とともに、年内の衆院解散・総選挙を視野に入れた本格的準備が急がれている。(編集担当:森高龍二)