感染防止アイテムの影響で意識が高まるスキンケア最前線

2020年11月01日 09:49

画・2017年、日本の人口。日本人減少、外国人大幅増加。

空気が乾燥し、飛沫も飛びやすくなる冬の到来を前に化粧品業界にも大きな変化が見られるようになってきた。

 世界規模で感染者が増え続ける新型コロナウイルス。空気が乾燥し、飛沫も飛びやすくなる冬の到来を前に化粧品業界にも大きな変化が見られるようになってきた。

 日本最大級のコスメ・化粧品・美容の総合情報サイト「アットコスメ」で、2020年上半期のベストコスメトップ10が発表された。リップやファンデーションなど、様々なアイテムがある中、ベストコスメの1位に輝いたのは「化粧水」。また今回のランキング1〜4位までの全てをスキンケア商品が占めている。この背景には、少なからず「マスク」が影響を及ぼしているようだ。

 感染防止のアイテムとして、マスクは最も身近なアイテムだ。今やマスクをつけないと入れないという店舗も多い。しかし、変化は社会の見た目だけではない。

 マスクで顔が半分隠れてしまうので、女性が化粧にかける時間も以前よりも短くなっているという。念入りに化粧をしてもマスクで隠れてしまうばかりか、マスクに付いてしまって台無しになる。そこで、控えめなナチュラルメイク、もしくはすっぴんにも耐えられるようにお肌自体の質の向上を目指す傾向がみられるという。近年注目が高まっていたベースメイクも、コロナ禍で一気に加速しているようだ。化粧品業界もいち早くこの傾向を察知し、新商品を展開している。

 例えば、ナリス化粧品は2020年8月、同社の美容理論である「洗う」「除く」「整える」「与える」に基づき、4品のみで完結する新ブランド「クラリティア」を発表。「肌が本来持つ輝きを磨き、透明感のある肌印象へ。」をコンセプトに、植物成分を中心としたラインナップで好評を得ている。

 自然の持つ力に着目したスキンケアでは、山田養蜂場が2020年10月からシリーズ展開している「マヌカハニーシリーズ」が大きな話題を呼んでいる。マヌカハニーは医療現場でも使用されるほど、高い抗ウイルス効果・抗菌効果をもつ蜂蜜として、以前は知る人ぞ知るアイテムだったが、希少で高価なため、一般的に常用している人は限られていた。ところが、コロナ関連のテレビ番組やニュースサイトなどで度々取り上げられたことから人気が爆発。今や美容と健康、感染対策を両立させるスーパー蜂蜜として広く知られる存在となった。

 そんなマヌカハニーをふんだんに使用しているのが、「マヌカハニーシリーズ」だ。「美の宝庫」と呼ばれるマヌカハニーには、保湿やエイジングケア、肌のダメージケアやバリア機能のほか、皮膚の傷を治癒する効果もあり、更には高い抗菌力にと抗ウイルス力と、様々な効能が凝縮されている。

 原産国のニュージーランドでは偽物や低品質品の流通も問題になっていたが、山田養蜂場のマヌカハニーは独自に管理する生産農園で生産された高品質のマヌカハニーだけを使用している上、さらに厳密な検査も行っているので成分的にも信頼のおけるものだ。また、シリーズの中には、化粧水、美容液、乳液、クリーム、パックを1本にまとめた「マヌカハニーエッセンスジェル」という商品もあり、ライフスタイルに合わせて選択できるのも魅力となっている。やはり、餅は餅屋。蜂蜜を使った商品開発のクオリティでは群を抜いているといえるだろう。

 来るべき冬に向けて、マスクはますます欠かせないアイテムとなってくる。常にマスクをすることで肌との摩擦が発生し、肌荒れや毛穴のごわつきなど、お肌トラブルに悩まされる機会も増えてしまうだろう。Withコロナ時代を美しく、ストレスフリーで過ごすためにも、お肌をしっかり保湿+肌を清潔に保つのトラブルを軽減することのできるベースメイクスキンケアへの見直しを考えてみてみてはいかがだろうか。 (編集担当:今井慎太郎)