一問一答による国会論戦の場となる予算委員会が2日衆議院で始まった。4日も衆議院、5日、6日は参議院で行われる。衆議院予算委員会筆頭理事の辻元きよみ衆院議員は党のツイッターで予算委員会の注目テーマに(1)コロナ対策(2)エネルギー・原子力対策(3)日本学術会議問題だとあげた。
コロナ対策に関しては「ヨーロッパではどんどん増えている。日本も心配だ。また仕事をなくして苦しい生活になっている人とか、お店が潰れている人とかいる中で、しっかりと、同支援していくのかを質していきたい」とした。
エネルギー政策に関しては「菅総理は2050年に温室効果ガス『ゼロ』ということを今頃言い出したが、どうも原発に依存するようだ」と警戒。「私たち(立憲)は『原発ゼロ』で、再生可能エネルギーでやるので、ここも、しっかり議論していきたい」と総理の考えを質していく考えを示した。
日本学術会議推薦候補の会員任命拒否に関して「今までも(総理は任命拒否権限と6人任命拒否の理由について)支離滅裂なことを言っているので、しっかり、その理由をきき、(任命拒否の6人に対して)任命をさせるよう、頑張りたい」と党の姿勢をアピールした。
6人に対する任命拒否を巡っては「670学協会、大学・大学人、自然保護団体、消費者団体、映画人、演劇人、作家、ジャーナリストなど幅広い団体が抗議声明を出し『学問の自由の侵害』のみならず『言論・表現の自由の侵害』、『民主主義の危機』ととらえて抗議」(志位和夫日本共産党代表ツイッター発信)の声が上がっている。法的構造からも総理の任命拒否は許されない。国会での追及が求められている。立憲の2日の登壇者は江田憲司、今井雅人、川内博史、奥野総一郎の4氏。午後2時過ぎからの予定。(編集担当:森高龍二)