立憲民主党の枝野幸男代表は３０日の定例記者会見で、菅義偉総理の所信表明演説に対する質問に対する菅総理の答弁を振り返り「菅総理が質問に真正面から答えなかったのが残念だ。遺憾ながら官房長官という印象が強い。役所の答弁を朗読しているだけで、政治家としての熱意やメッセージが伝わってこない」と心証を語った。
また、日本学術会議の山極壽一前会長が２９日のNHK取材に応じた際に２年前にも人事を巡り官邸から難色を示され、理由を伺いに行きたいと申し出たのに、来る必要もないし、言うつもりもない、と杉田和博官房副長官から面会も、理由説明も断られたことを明らかにしたのを受け、枝野代表は「これが本当なら、杉田官房副長官は参考人でなく、証人として国会に招致しなければならない」と真相を質す必要を提起した。
今後、一問一答での予算委員会で日本学術会議問題はじめ、脱炭素社会と原発政策など山積課題をめぐり徹底追及へ激しい論戦が展開されることになりそうだ。（編集担当：森高龍二）
