菅義偉総理は2021年の年頭あいさつで「新型コロナウイルスの感染拡大が続き、経済状況も依然厳しい中、まずはこれ以上の感染拡大を食い止めるべく、政府として全力を尽くします」と冒頭に感染拡大防止への強い姿勢を示した。
そのうえで、医療関係者や介護福祉関係者に謝辞を述べ「菅内閣は国民の命と暮らしを守り抜くことを固くお誓いし、感染拡大防止と経済回復に引き続き総力を挙げて取り組んでいく。皆様と共に未曾有の国難を乗り越え、ポストコロナの新しい社会をつくり上げていく」と強調した。
外交では「日米同盟を基軸に『自由で開かれたインド太平洋』を実現するための取り組みを戦略的に進め、近隣諸国との安定的な関係を築いていく」としている。
一方、危ぶまれるオリンピック・パラリンピックの開催については「世界の団結の象徴となる東京オリンピック・パラリンピック競技大会を開催する」とし「安全・安心な大会を実現すべく、しっかりと準備を進める」とアピールした。
菅総理は政治姿勢に「国民の皆様にとって何が『当たり前のこと』なのかをしっかり見極め、『国民のために働く内閣』として、全力を尽くしていく」としている。衆院解散・総選挙の年だけに今年は『国民の審判を仰ぐ年』になる。(編集担当:森高龍二)