武田良太総務大臣は２４日、臨時記者会見を開き、総務省幹部ら１２人が菅総理の長男が勤務する東北新社＝利害関係者＝から飲食などの接待を受けていた問題について「国家公務員は常に中立性・公正性を保ちつつ職務を遂行することが重要であり、法令に基づいて粛々と職務執行が行われていることが基本と承知している。今回の違反事案により、国民から強い疑念の目が向けられることになったことを重く受け止めている」と語った。
これを踏まえ「過去の衛星基幹放送等の認定プロセスについて、実際の意志決定がどのように行われたのか、行政がゆがめられるといった疑いを招くようなことがなかったかについて、副大臣をヘッドとする検証委員会を早急に立ち上げ、更なる検証を行うよう指示した」と述べた。検証委員会には「弁護士を含む第３者もしっかり入ってもらい検証する」とした。
またなぜ東北新社のみが総務省幹部らと会食を繰り返さし行うことができたのか、その原因について武田大臣は「 直接的な原因は正直なことを言って『わからない』といった方が適当だと思う」などと語った。
武田大臣は「私としては相手が誰であれ、どういった人数であれ、倫理法に違反するようなことは断じてするべきではないと考えている。今後、検証チームにおいて、客観性を持って検証していくということにつながると思う」と検証委員会の検証に委ねた。（編集担当：森高龍二）
