もう五輪に関し嫌な印象しかありませんとの声も

2021年05月06日 06:06

 北海道・札幌市で5日行われた「五輪マラソン」のテスト大会。自粛呼び掛けも沿道に観戦者がでていたとの報道に「密になるなら中止するんじゃなかったのか?これで北海道の感染者が増えたら国のせいだよね。マスクしてても感染するって言ってるのだから、沿道での感染も大いにあり得る。本当に愚策しか思いつかないJOCと政府だな…」との書き込みなど、ネット上で批判が相次いでいる。「もう五輪に関しては、嫌な印象しかありません」との書き込みも。

 「やる事なす事しっちゃかめっちゃか。水道を流しっぱなしにしながら節水を呼びかけたって意味ない。オリンピック目指して頑張っている選手の気持ちは分かるけど、この状態で金メダル獲って誇りに思えるの?」「開催されても喜べません。こう感じる人は少なくないはずです」などなど、五輪大会組織委や政府、都に五輪大会開催を見直すよう求めるトーンが激しくなるばかり。

 「オリンピック期間中の医療体制を考えれば、中止すべきという結論は誰の目にも明らか」「箱根駅伝のときも、現地での応援自粛が言われていたにも関わらず多数の観戦者がいました。こういった先例があるのに、呼びかけるだけで観戦自粛してくれると考える主催者サイドのおめでたさには呆れるばかり」「マラソン大会で走っている大人…。子どもたちに、なぜ自分たちは大きなイベントに参加して良くて、子どもたちは外出自粛しないといけないか説明できるのかな?」などなど当然の問いかけが続いている。大会組織委員会は中止を俎上にあげるべき。

 ネットには「オリンピックができるなら、大学も通えるはず。仕事もなくなり、大学も通わせてもらえず、生活が困窮している人もたくさんいるのに、緊急事態宣言を出されている地域のことはほったらかし。菅政権には失望しかない。希望も何も見えない。選挙はほんとに大事ですね」との書き込みも。不都合な声には「だんまり」を決め込む政府、五輪大会組織委であってはならない。このマラソンテスト大会が、橋本聖子組織委員会会長が強調した「安心・安全」なものになったのかどうか、一週間後を注目したい。(編集担当:森高龍二)