菅義偉官房長官は日銀総裁人事について「今週中にとりまとめる」と24日のNHK番組で語った。
菅官房長官は「安倍総理が(日銀総裁人事で)本人の了解をとっていないだろうから、帰国後に取り付けるだろう」と総理の中で絞込みできていることを明かした。
そのうえで、菅官房長官は「日銀総裁人事は今の円安、株高に大きな影響を与えるので、総理の目指す大胆な金融緩和にあう人物を選ばれるだろう」と話した。
野党内に財務省OBは駄目だとの意見が出ており、そうした意見に対して、菅官房長官は「政策を実行できる人であること」と経歴より実効性を重点にすべきとの考えを示し、「円高、デフレからの脱却というのが最大の課題で、そのところが今順調に行っているから、正々堂々と、これに適する人を据えるということで、全野党から理解を求めたい」と語った。(編集担当:森高龍二)