自民党の鴨下一郎国会対策委員長は10日にNHK日曜討論で、日銀総裁の政府案提出時期について「白川方明総裁が事前にお辞めになるということになったので、たぶん副総裁人事と同じ時期になると思う」と語った。3月上旬になるもよう。
白川総裁は4月8日の任期を待たず、副総裁の任期にあわせて3月19日付けで辞任することを安倍総理に伝えている。
鴨下国対委員長は「日銀総裁の人事は直接国民のみなさんに影響のある大きな人事なので、できれば民主党にも協力いただきたいと思っている」と幅広い支持を得られるよう努めたい考えを示した。
鴨下国対委員長は「安倍総理になって、円安傾向、株高の方向がきちんと地に足をついたものにできる人を政府は提案してくると思うので、できるだけ早く、円滑に、空白が生じないようにしていきたい」とした。
日本維新の会の小沢鋭仁国対委員長は「日銀総裁は、特に国際金融に精通していることが重要」とし「為替で日本経済は大きく変わるわけなので、そういった国際金融での人脈をきちんと持っている方であることが大事。あわせて、日銀の組織をきちんとマネジメントできることが重要」としたうえで「ひとりでそうした部分がなかなか難しいということになれば副総裁(2人)とのパッケージで考えることも重要」と語った。(編集担当:森高龍二)