秋の新政権樹立へ団結、立憲・枝野代表決意示す

2021年06月18日 06:55

 立憲民主の枝野幸男代表は16日の党両院議員総会で「衆院の皆さんは原則、次の国会召集まで東京に来ないでください」とぶち上げた。「総選挙に勝ち抜くことが感染症乗り切りへ我々に課せられた責任」と訴え、国民の命と暮らしを守るのは次期衆院選で政権交代を実現させることが至上命題になるとした。衆院議員の任期は10月21日。選挙は9月の公算。

 枝野氏は今国会に関して「新型感染症対策においてしっかりと対案を示し、問題点を浮き彫りにすることができた。また入管法成立を阻止するなど与党の暴走に歯止めをかけることができた」と一定の成果をあげた。

 そのうえで、政権構想について「政権の枠組み、これは相手のあることなので、従来、選挙公示日までにと申し上げてきたが、今から事実上の選挙戦ということを考えると、少し前倒しして示していかなければならない」と早めに提示しなければならないとの考えを述べた。

 枝野氏は「東京の緊急事態宣言が20日に解除されることになれば、私も全国を回らせていただくつもりだ」と全国遊説の考えも示した。そのうえで「私たちの歴史的な役割をしっかりと果たしていくために、長く熱い戦いを共に乗り切り、この秋にはしっかり新しい政権をつくる。その決意をともにさせていただく」と新政権樹立へ団結して走る決意を強く示した。(編集担当:森高龍二)