五輪中止、かなりハードル高いとの認識 枝野氏

2021年08月01日 07:54

 立憲民主党の枝野幸男代表は29日の記者会見で、コロナ禍での東京オリンピック中止や中断に関し「この状況で中止や中断をすれば、かえって想像のつかない大きな混乱を招くことも強く危惧している」と語り、この段階での中止や中断は現実的にかなりハードルが高いとの認識をうかがわせた。

 枝野氏は「オリンピックは我々が危惧した通りの状況になってきており、大変残念だ」と語った。

 その一方で「アスリートの皆さんが困難を乗り越えるべく競技にまい進されている姿には頭が下がる思いだ」とも語った。

 そのうえで「現状、五輪の日程が半分近くまですすみ、世界各国からすでにアスリートなど多くの外国の方が来日し、国内で活動されてしまっている」と述べ「こうした状況とともに、この間、内閣内部ですら統一的で迅速かつ適切な対応ができていない」とし「この状況でオリンピックを中止や中断すれば、かえって想像のつかない大きな混乱を招くことも強く危惧している。私たちは政権を担う政党として『あるべき論』と『現実』を冷静に見極めなければならない」と語った。

 枝野氏は中止や中断はかえって大きな混乱を招くかもしれないと危惧をしていることは強調したが、中止を検討対象から除外する考えは示さなかった。

 コロナ感染拡大状況次第で五輪大会組織委もIOC、政府、都など5者協議で判断していくことになっているが、東京都に加えて隣県の千葉、埼玉、神奈川まで「緊急事態宣言」対象となり、さらに全国での感染拡大が加速して進むようであれば、当然、中止も求める可能性は残していると思われる。(編集担当:森高龍二)