岸信夫防衛大臣は3日、石垣島に陸自の警備部隊・中距離地対空誘導弾部隊・地対艦誘導弾部隊等を配置すると語った。
岸大臣は「人員規模は最終的に約500~600名を想定している」とし「現時点では具体的な時期が確定しているわけではないが、施設整備の進捗などの状況を踏まえて中期防期間中に配備したいと考えている」と語った。
また与那国島への電子戦部隊の配備について、岸大臣は「現時点において検討段階」とした。そのうえで「2023年度頃を目途に、与那国駐屯地へのネットワーク電子戦システム、いわゆるNEWSを装備した電子戦部隊の配備を検討している」とした。
岸大臣は「今後、隊員が勤務、居住する隊庁舎等の調査・設計等を行う。部隊配置の詳細については今後、防衛・警備上の観点を総合的に勘案しながら検討を進めていく」とした。
また、この日の記者会見で岸大臣は2日~27日までの日程で自衛隊の戦術技量の向上と米軍、英軍、豪軍との連携強化を目的として米国主催大規模広域訓練2021が展開されている、とした。
訓練に関してF-15戦闘機と「クイーン・エリザベス」搭載のF-35Bとの訓練報道について、岸大臣は「訓練や部隊の細部について今、調整中であり、調整が整い次第発表する」とした。(編集担当:森高龍二)