24日開幕する東京パラリンピックに学校連携観戦プログラムを生かし、小中高生らに観戦させる計画が、このコロナ感染拡大が止まらない中で、未だに中止されないことに、ネット上では「子どもたち、教育者を危険に晒さないで」「学びより命、健康を優先させるべき」「子どもに感染したら、責任とれるのか」「よりによって、この猛暑、しかも感染急増中にですか!」と批判の声が溢れている。
感染拡大が止まらず、東京都の12日の新規感染者は4989人、重症者は218人と過去最多。政府の感染症対策分科会は緊急事態宣言発令直前(7月前半)に比べ、人出の数を半分に減らすよう対策の強化が必要だとしており、埼玉も12日の新規感染者が1528人と過去最多。千葉では1038人が感染し、4人が死亡。静岡も354人と過去最多となり、1人が死亡している。
「パラリンピックのころには都内1日1万人感染とか言ってますけど。(パラリンピック)中止して欲しいぐらいなのに」「勘弁して下さい。東京は感染爆発、重症(ICU行き。一般人の感覚では危篤)にならないと入院もままならない。しかもオリンピックで選手団がいかにプレーブックを守れないか身を以て示してくれました。棄民してまでパラリンピック強行は絶対にやめて。自宅放置するなら7000人の五輪医療従事者を解放して往診にあててください」と切実な声が続く。
緊急事態宣言の実効性をあげるための強化策に国民の協力を仰ぎながら、今また、これに反する「パラリンピック開催」と児童生徒を借り出す「学校連携」観戦。「国民をバカにしている」と言われても仕方ない状況だ。五者協議でどのような対応をするのか、関係自治体の良識も問われそうだ。(編集担当:森高龍二)